人のせいにしようか?自分の責任としようか?どっちが得?
「あいつがあんなこと言うから~になった」
た」
「こうなったのはあいつのせいだ」
よく聞く言葉です。
私もサラリーマン時代には、しょっちゅう言ったり思ったりしていました。
人は、ついつい自分の失敗を他人のせいにしたがるものです。
たしかにそのことで心が軽くなるときもあるでしょう。
ですが、このような他人のせいにする行為はあなたを更に貶めてしまう可能性を含んでいます。
「こうなったのは、親のせいであって、俺の責任じゃない」
「今のこの悪い状態に至ったのは、あの人の責任だ。自分は悪くない」
「俺が破産したのは、あいつが投資話を持ち込んできたせいだ」
言いたい気持ちは、痛いほどよくわかります。
私などかつてはあなたの何倍も言っていた言葉かもしれません。
でも、たとえそうだとしても、言われたとおりにやって失敗したにせよ、
失敗した時は他人のせいにするのではなく、
「自分の努力不足のせいだ」
と考えるほうが結果的にはいい方向にいくのです。
このように他人のせいにしていたら、反省などしないでしょう。
ですから、今後「どうしたら上手く出来るようになるか」「今後失敗しないためにはどうしたらよいか?」
そんなことを考えることもないでしょう。
そして、きっとその先その努力もしないだろうし、よって成長もしないのです。
そもそも人というのは、実際にある程度痛い目に遭わなければ、なかなかわからないことも多いのです。
そうではなく、もし「自分の責任」と認めることが出来たなら、「自分で何とかするしかない」「頑張ってみよう」
という、前向きなモチベーションが湧いてくるはずです。
同時に
「自分で責任をとる」という行為は、自分のことは自分でコントロール出来ているということなのです。
逆に他人をコントロールすることは、まず出来ません。自分の思い通りに他人を反省させるなんてことは出来ません。
ですから、いつまでも周りの人に左右される人生になってしまいます。
また「他人を妬む、恨む」ということに時間をとられることが増えていきます。
それって無駄な時間だと思うのです。
全てではないにせよ、周りに左右されない自分自身の人生を生きていきたいなら、出来るだけ他人のせいにせず、「自分の努力不足」であると考えてみましょう。