才能?努力? 天才になる方法 まずは1万時間やってみよう
モナリザはやはり男だった!?
「あれだけやれば誰だって良い点が取れるよ」
「あれだけやれば誰だって上手くなる」
なんて声時々聞こえてきませんか?
ナマケモノのくせに人一倍羨ましがりやの私など、今まで何度呟いたことか^^;
自分よりも圧倒的にできる人を見て、「自分には才能がない」と思うことは誰にでもある経験だと思います。
それによって、人は夢を諦めたり、気持ちが保てなくなったりしがちです。
しかし、才能というものが本当は存在しないものだとしたらどうでしょうか?
努力によって、才能を凌駕することができるとしたらどうでしょうか?
無理だと諦めていたことに、挑戦できるとしたらどうでしょうか?
☆カギは練習時間が1万時間に達しているかどうか
ある音楽学校に通う生徒の話をしてみますが、ここではみなプロの演奏家になることを目指しています。
しかし、全員がプロになれるわけではありません。
プロになれるのは、ほんの一握りの生徒だけです。
では、その一握りの生徒は何か特別な才能を持っていたのでしょうか?
実は、彼らはプロになれなかった生徒たちと比べて、何か特別な才能があったわけではないのです。
先生が見る限り才能としては、「ほどほど」とか「まあまあ」だったそうです。
決して一番上手いとか、目立った存在の人はいなかったそう。
では、一体彼らの命運を分けたのは何だったのか?
それは、練習時間だったのです。
練習時間が1万時間に到達したかどうかです。
プロの演奏家だけでなく、いろいろな分野で成功している人を調査した結果、みな例外なく1万時間以上の練習を積んでいることがわかったそうです。
また逆に、1万時間の練習を積んで、成果が挙げられなかった人はいなかったこともわかっています。
これは、「1万時間の法則」と呼ばれています。
つまり、その道で成功するか否かを分けるのは、センスや才能ではなく、単純な練習量なのです。
ですから
「自分には、才能がないら…」
「多分努力の仕方が間違っているのかも…」
あなたは、こんな風に不安に思う必要は全くないのです。
1日当たりの練習時間と、1万時間の練習を積むに必要な年数は…
1時間/1日なら 27年半
2時間/1日なら 13年
3時間/1日なら 9年
5時間/1日なら 5年半
8時間/1日なら 3年半
これだけ続けていさえすれば、必ず成果は出ます。
そして、早く成果を上げたいのであれば、1分でも1秒でもたくさん練習をすることです。
いずれにしても積み重ねた努力は、決して私たちを裏切らないのです。
確かに誰もみな練習しないのであれば、きっと才能のある人には到底敵わないかもしれません。
でも、才能に自惚れ努力を怠った人は、努力家には決して敵わないのです。
ですから、「俺って、私って才能ないから…」という言葉は言い訳にすぎないのです。
あなたがその人に敵わないのは、才能がないからではなく、単純に練習量が足りていないだけなのです。
この事実は一見厳しく見えますが、私たちに大きな希望をもたらします。
つまり、練習すれば誰でも天才になれるということです。
そういえば、現在売れっ子の漫画家の初期の作品を見ると、割りとペンタッチが荒かったりしますし、例えばかのピカソの生涯出品点数は何点かしってますか?
約147,800点なんです。
努力に費やした1分1秒は決して無駄な時間にはならないということなのです!
しかし、それだけでは不十分です。
気持ちだけでは、練習は続きません。
やる気がなくなるかもしれませんし、物理的に時間がとれないことだってあるかもしれません。
でも大好きなことならどうですか?
あなただって、時間を忘れて打ち込んでいたら何時間も経っていた
なんてことはありませんでしたか?
ゲームでもいい。パズルでもクイズでもいい。
漫画でもいい。
音楽でもいい。
絵画でもいい。
野球でもサッカーでもマラソンでもいい。
また、人には言えない恥ずかしいこと、くだらないかもしれないことでもいい
そんなことに夢中になっていたことを思い出してみましょう。
そんな気持ちで続けられるものにフォーカスしてみましょう。
考えてみてください。
世に出た芸術家、スポーツ選手等は、苦しんで歯を食いしばり続けて1万時間に到達したのではないと思います。
きっと「それを好きだったから」だと思うのですよ。
でなければ続けられるわけないと思うのです。
苦しいことでは、一日5時間を5年間以上も続けられるなんてことはないでしょう。
多分3日ももたないかもしれない。
ですから、実は、1万時間の練習を達成するのに、最も大切なことは、
「それくらい夢中になれるものをみつけられるかどうか」
これに尽きるのだと思います。
「天才は、努力家に負ける」
でも
「努力家は、好きでやってる人には負ける」
のです。
誰かのことを
「あれだけやれば誰だって上手くなるに決まってるよ」
と思ったあなたはチャンスです。
だってその通りなんですから、
あれだけやれば、一万時間やれば、誰だって上手くなれる
天才になれるのです。
それが好きなことならぜひぜひやってみることをお勧めします。
さあ、今からやってみませんか?
追記
「もう若くないから無理」とあきらめるのもいいですが、
カーネルサンダースが本格的にフライドチキンを売りだしたのは何歳か知っていますか?65歳です。心強いデータですね。