レッテル貼り 人の行動は「性格」としてでなく「状況」で見てあげよう
イルカって可愛いね、え?イルカ以外のものが見えた!?
生きていれば、調子の悪い時は幾度と無く訪れるものです。
人はいつもいつも能力を発揮できるわけではありません。
そんなときあなたは思うのです。
「睡眠不足で疲れている」
「病気で体調が悪いから」
今の状況を心に抱くか、または場合によってはそれを必死に説明することもあるかもしれません。
ですが、そんなことはなかなか相手には伝わらないものです。
「仕事なんだから」
「みんな疲れてるんだ」
仕事も遅く、ブラック企業で来る日も来る日もサービス残業していた私など、そう言われてしまえば、何も言えまい。
そのくせ、逆に他人がそのような状況になってしまったときには、それをわかってあげられないのです。
例えば
挨拶をして、無視されたり、返事が帰ってこないと、その人を嫌なヤツだと思ってしまうけれども
相手が見えていなかったとか、クレームや急ぎの仕事でたまたま急いでいたといった理由を考えない。
誰かが仕事でミスしたのは、その人が怠慢でダメな人間だからだと考えるけれども
疲れていたり、急がされていたり、説明が不十分だったり、睡眠不足だったからとは考えない。
クイズ番組等で、司会者のことを「頭がいい人」「博識な人」と思ってしまうけれども
あらかじめ回答が書いてある紙を手渡されてるということなぞ考えない。
このように人は、他人の行動について何かの物事について「実際の原因やその時の状況」でなく、その人の「性格、能力」として考えてしまう傾向があります。
「嫌なヤツ」と思っている人の中には、たまたまそういう状況だったために、そのようなレッテルを貼ってしまうこともあるということです。
考えてみれば、100%の悪人も100%の善人もまずいません。
そもそも善と悪なんていう定義は、人の数だけ存在すると言っていい。
あなたの嫌いなあの人が、不快な態度をしたのは、実は「たまたま」だったからなのかもしれません。
熱を我慢して仕事をしていたのかもしれない。
家で大変なことがあって、徹夜したのかもしれない。
大好きだった彼氏、彼女と別れてしまったのかもしれない
ヒーローだって疲れる時はあるさ!
全てがそういうわけではないのでしょうが、
あなたがこれから人の行動を見るときに、「性格」としてではなく出来るだけその時の「状況」で見てあげましょう。
やがて、あなたは周りに、少しずつ素敵な人が増えていくことに気付けることでしょう。