後悔は先読み出来るのか? 人生の選択 プロスペクト理論によれば、どんな選択をしても後悔するんだから、まず前に進んでしまうこと
プロスペクト理論によれば
価値が高くなっても、嬉しさの度合いはそれほど上がらない。
同様にマイナスが大きくなっても、悲しさの度合いはそれほど上がらない。
価値が同じであるのなら、プラスの嬉しさよりマイナスの悲しさほうが大きくなる。
(プラスとマイナスの両方が存在する場合、マイナスのほうがより強く出る)
「1万円オゴってあげた」のと「1万円オゴってもらった」があったとしたら、脳の中では圧倒的に損失ばかり目立つことになるのです。
『プロスペクト理論』とは、何かの選択の前後における感情の変化を表した理論です。
オゴったオゴられたや、ランチに何を食べるか、就職先、結婚相手でも、日常のありとあらゆる選択に適用されます。
この理論に従えば
結婚相手を選べば、選ばなかった人を思い出して後悔します。
就職する会社を選べば、選ばなかった職場を想像して後悔します。
どんな選択肢を選んだとしても、私達は必ず後悔するように出来ているのです。
何かを選べば、私達は必ず後悔します。
どんなに考え抜いて決断しても、必ず過去を振り返って、「あっちを選んでおけばよかった」と思う時が来るのです。
どちらも選ばずそのままスルーしたらしたで、そのことを後悔するのですが
私たちの脳はそう出来ているのだから仕方がないのです。
どうせ、何を選んだにせよ、後悔すると決まっているのだとしたら…
「後悔のない選択」
を諦めることです。
自分がそのときこれだと思った道を
ただ進んでいけばいい。
「どれを選べば後悔しないか?得なのか?」と立ち止まったままの人生
「後悔してもいい」という覚悟を決めて、前進する人生。
どちらがいいですか?
どうせ何をしても後悔するのは決まっているのだとしたら
前進したほうがいいと思うのです。
電車のホームでうろうろするよりも、行きたいなと思う行き先決めて、電車に乗ってしまった方がいいと思うのです。
だって立ち止まって何もしなかったら、それはそれで、結局その「何もしなかったこと」を後悔するんじゃないですか?
毎日最寄り駅には行けども、どこにも出発出来ないのはもったいないと思いませんか?
どうせどちらでも後悔するのなら、コインでも投げて決めたらいいじゃないですか。
例えば、コインで決めた後に出発してみましょう。
そのとき、どうしても戻りたい若しくは他に行きたくなったら、そこに行って下さい。それがあなたの行きたい方向です。
いずれにせよ、進まないことには、どうにもなりません。
どこに行っても後悔するし、行かなくても後悔するのだから。
例えば、好きな人に告白しないのと、フラれるかもしれないけど告白するのどっちがいいですか?
結果を恐れて何もしないのもいいでしょう。
でもそのことを後悔する日が必ずやってきます。
もしダメだったらショックでしょう。落ち込むことでしょう。
でも、それがわからずにウヤムヤにして何年も過ぎるよりは、遥かにいいと思いませんか?
見込みがないとわかるというのは大きな進歩ですから。
次にはもっと素敵な人が待ってるかもしれませんよ。
もっとも、けっこう告白が成功するかもしれませんね。
後悔を恐れないで、前進を始めたナイスなあなたには、よりエキサイティングな人生が訪れることでしょう。