親子の信頼、親孝行とは、親の与えたルールを破り、親不孝が出来ること
それはそれでけっこう楽しかったんだよ
あなたに質問です。
「あなたが子供の時に、あなたのお母さんは幸せそうでしたか?よく笑っていましたか?」
ここで
「はい、お母さんは幸せで、よく笑ってました、いつも楽しそうでした。辛そうだったり、苦労したところなど見たことない」
と答えた方は、私がアドバイス出来ることはありません。ここから先は読む必要はありません。私も安心しました。
あなたは、今も幸せな人生を送っていることでしょう、そしてこれからも幸せな人生を歩むことでしょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました(^^)
---終了---
さて、「いいえ」のあなたは…
続きが気になる方はいないと思いますが一応書いておきましょう。
ちなみに、世間一般でいう通俗的な常識の考え方をされる方にとっては、「非常識で気に障る」と思われる内容が含まれる可能性がありますので、ここから先は読むのはお控えください。
上に書きましたのは、元カウンセラーをしている方の講演会に行ったときの第一声なのですが。
その方の講演を聞いての私の解釈のもとに書いてみます。
「いいえ」と答えた方は…
ちなみに、その方の講演会に訪れる人にこれを聞くと、ほぼ全員「いいえ」という答えなのだそうです。
「母は、よく泣いていた。いつも苦労していた。頑張っていた。私が、又は家族が父が苦労をかけた。我慢していた。大変そうだった」
こんな感じのことを言うそうです。(ちなみに母親に比べると父親の影響はかなり薄いって言ってました)
こういう人は、大きくなって社会に出ても、
潜在的に
「私が頑張らないから母が困っている。
母に迷惑かけないようにしなきゃ。
母に恥をかかせないように、
母に苦労かけないようにしないように
そのために頑張ろう。努力しよう。」
という気持ちがあるそうです。
そういう人は、自分の人生でなく、お母さんの人生を生きてしまいます。
社会に出ても、対象が『母』から「友達」又は「会社の人」又は「恋人」「結婚相手」「親類」に変わって、ずっとその為に生きてしまいがちになるようです。
母にとっての「良い子」になろうと努めるのです。
社会に出ても、例えば友人と話すときに、その横に潜在的にお母さんが見ている感じで話すんだそうです。
~に迷惑かけないようにしなきゃ。
~に恥をかかせないように、恥をかかないようにしなきゃ
~に苦労かけないようにしなきゃ
~に悪く思われないようにしなきゃ
~親孝行しなきゃ
あなたのその判断は、本当にあなたが決めたものですか?
あなたが決めたものなら、いいのですが、その元カウンセラーのお話では、どうも幼少時代に母親の影響を色濃く受けてしまうようなのです。
お母さんは、あなたの将来のことなどを考え、あなたの為を思ってしてきたことです。
実際に、お母さんの教育なかったら、今のあなたはもっと困難が待ち受けていたことでしょう。
親に感謝はして当然ではあります。
ただ、お母さんのルールが全てがあなたにとってベストのお手本になるということはなかなかないでしょう。
お母さんのルールに応えられれば、良しとして、応えられないと自分はダメだと嫌悪する。
そういう傾向があるそうです。
そういう方々の多くはまた、「親孝行しなきゃ」とも思う人が多いようです。
「私は昔困らせたから、迷惑かけたから」
「気に障ることは、なるべく言わないように気をつけよう」
「自分がいないとお母さんは困るに違いない」
「自分がいなければお母さんは幸せになれない」
一見親孝行のように見えなくもない。
でも、これって、お母さんを信頼していないなあと思うのですよ。
あなたが成人した後に
「お母さんがいないと、あなたは幸せになれない」
「お母さんがいないと、あなたは困るに違いない」
「あなたが困らないように、余計なこと言わないように気をつけよう」
と思われていたらどうでしょう?
「信頼されてないなあ」場合によっては「余計なお世話」とまで思うのではないですか?
例えば、私が、自分側の過失ゼロの交通事故に遭って障害が残ったり、
または心臓病を患い、寿命にハンデを負ったとしても
他人がどう思おうと、言われようと
その物事をかわいそうかどうかや、幸せか不幸か決めるのは、私自身だと思うのですよ。
私はそう考えています。
あなたはが自分の力で幸せになれるはずですし、
あなたは、自分の力で困難に立ち向かえるはずです。
よね?
親だってそうだし、他人もそうです。
親もあなたも幸せなわけですから、
あなたは「親に迷惑かけられても」「親に迷惑かけても」それはあなたの幸せや不幸とは、まったく関係のないことなのですよ。
その講演では、「親不孝をしなさい」と言っていましたが、
その方の言いたかったのは
「親不孝をしても、まぁいっかぁ」「迷惑かけても、まぁいっかぁ」「かけられてもまぁいっかぁ」と思えるような家庭こそが、お互い信頼し合っている幸せな親子関係なのだということなんだと思います。
ただ、自分が困っていたり、不幸だと思っていると、母親もそう思っていると思い込んでしまうそうです。
まずあなた自身を信じる。
そして、同様に、あなたもお母さんも信頼してあげませんか?
だって、あなたのお母さんを不幸だと思っているのは、あなただけなんですからね。
勝手にお母さんを、悲劇のヒロインにするなんて失礼ではないですか?
そうです。
あなたがいなくても、お母さんだって友達だって、奥様、旦那さんだって幸せになれる力があるし
困難にも立ち向かえるのですよ。
勝手にその方々を不幸にしなくてもいいと思いませんか?
あなた自身も、「不幸」なんて文字を好き好んで選ぶ必要はないのですよ。
おそらくは、あなた自身の価値観で幸せに歩む事が、一番の親孝行かもしれませんね。
そのときあなたは気付く事でしょう。
お母さんは、実は初めから幸せだったということを
そして、同時に気づくのです。
母親の役に立てなくても、困らせても、関係なく
あなたはあなたの幸せを生きることが出来る。ということに
あなたが、あなた自身そして周りの人の幸せを、心から信じられますように