見えてるものは本当に正しいのか?目で見えている世界と現実世界
人気者どうしをかけ合わせたつもりなんだが…う~ん(´o`);
私達が今見ている世界は、見たものそのものでなく、あくまでも脳が作り上げた映像にすぎません。
物体の表面を反射した光が角膜→前房→水晶体→硝子体をそれぞれの境界面で屈折しながら通過し、網膜で結像し、電気信号になります。
ここで網膜にうつっている映像は、上下左右が逆さまになって、反転しているます。
この逆さま映像が視神経を通って信号が脳に伝わり、様々な画像処理を行って、ようやく映像が作られます。
私達が普段何気なく見ている映像は、相当複雑な過程を通り、変換を繰り返した電気信号です。あなたが見ているものは、それを脳が受け取り画像情報としたものです。
「自分の目で見たものしか信用しない」とよく聞きますが、
実は私達がこの変換を経て脳で作成された映像は、
例えて言えば、写真に効果を付加したり、画像をグラフィックソフトで加工を施すくらい変換されているようなものと言ってもいいのかもしれません。
下の絵を見て下さい。
これは、ただの静止画像ですが、動いて見えませんか?
また
これは、有名な騙し絵ですが
老婆にも、少女にも見えます。
このように、
私達は自分の目で見たものを真実なものだと信じていますが、それは現実的ではありません。
人間が知覚することができる範囲は可視領域の非常に狭い範囲の電波だけであり、その中のほんの一部を受信しているだけに過ぎないのです。
さらにその僅かな信号をさらに加工した視界は、現実からはかけ離れたものに間違いありません。
私達はこの世界のほんの一部を変換したものを、更にそれを脳が変換や補正したものを見ているだけに過ぎません。
私達が見ている景色は、真実というよりも、むしろ幻想に近いと言っても過言ではないのです。
このことをよく自覚しておくのがいいでしょう。
今日のあなたの見る景色が、素敵なものでありますように!