狭心症は心電図が異常なしのこともある
狭心症(きょうしんしょう、angina pectoris)とは、心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のための胸痛・胸部圧迫感などの主症状である。虚血性心疾患の1つである。なお、完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞という。
wikipediaより
以下は私自身の狭心症を患ったときの体験です。
なお私は医療関係者ではないので、専門知識はありません。
以下は、あくまでも個人的な体験に基づき書きましたもので医学的な根拠はありません。
それを踏まえて、読んで頂ければと思います。この記事がどなたかのお役に立ちますように。
狭心症の場合、心電図の波形が「異常なし」だからと言って、大丈夫だとは限らないようです。
狭心症の場合、症状が出ていない時は心電図には出ないこともあり得ます。
何故それが言えるかというと、狭心症時に実際に私は、通常時心電図、運動負荷心電図ともに異常なしだったからです。
ただ、発覚する数カ月前に起床時や、入浴時に何回か数分間にわたり締め付けられるような焼き付けられるような胸の痛みを感じたことがありました。
・また、心臓の場所よりも、その左肩とかその周辺が痛くなることもあるそうで、実際私の場合も、喉の下の食道あたりが痛かった
・「姿勢を変えても痛みがあまり変わらない」ということも特徴かもしれません。筋肉痛や神経痛なら抑えたり、姿勢を変えれば和らぐこともあるけれどこのときは、そのときの痛みはそのままでした。
・水分が不足する起床時や、また、運動時や排便時や風呂のときなど、血流量が多いときに痛むことが多いらしいです。
・もし現在、症状があるようでしたらネットなど見ている場合ではありません。速やかに医師の指示を仰ぎましょう。
緊急でない方は、
まずはこちらで、症状をチェックしてみましょう。
最初に近所のかかりつけの病院の主治医に診て頂いたところ、逆流性食道炎ではないかとの診断でした。
その後胃カメラや、気管支等のCTと受けて異常なし
主治医は、残るのは、心臓関係が考えられるということでした。
(後から考えると、近所のかかりつけの医師のこの判断がなければ、危なかったです。それに、この検査で心臓以外の可能性を潰してくれたおかげで、のちに某大病院で検査してくれたことにつながるのです。感謝しきれないです。)
とりあえずそこで心電図(運動負荷でもないごく一般的な)をとってもらったところ
「心電図は異常と言えるものではないが…▲だね。もし希望があれば病院を紹介します」
というわけで、大きな病院を紹介してくれました。
でもって、紹介先病院では、運動負荷心電図、エコーと異常なしでした。
医者「大丈夫でしょう」
「心電図は、まあ遭えて言うなら、〇xつけるなら、▲ですが、あなたの年齢なら、おそらく問題ないでしょう。」
私「▲なら、もっと高度な検査が出来るのなら、やって欲しい」
医者「あなたは年齢的に大丈夫だと思う、検査は意味ないと思いますけどね」
私「それでもお願いしたい」
医者「どうしてもというなら*核医学検査というのがあるけど…もったいない気もしますけどね」
(ちなみに核医学検査はアイソトープ検査・RI検査また、心プール検査と心筋シンチ検査とも言われるようだ。)
私「検査お願いします」
医者 笑いながら「わかりました。じゃあやろう。可能性は低いと思うけど」
というわけで
後日「核医学検査」を行いました。
結果は「異常あり」でした。
緊急でカテーテルが必要ということでした。
でもって、翌日行いました。
カテーテルの検査をしたところ99%狭窄という、心筋梗塞一歩手前のかなり進んだ狭心症だったことがわかり、
続いてそのカテーテルをしたまま、経皮的冠動脈形成術を施し、現在も無事であります。
後日、当該担当医も
「あの時点で、お年寄りならともかく、君の年齢であの心電図の波形で狭心症だとは、まず考えられなかった。紹介状がなかったら、核医学検査もすすめず、異常なしで突き返してただろうと思う。異常が発覚したときは驚いた。」と言っていました。
某有名な大病院の循環器専門医でも、こういうこともあるということです。
あくまでも、個人的な感想ですが、心電図が▲なら、経験や統計的に年齢や体型、喫煙歴等で決めてしまう傾向があるように感じました。
心電図やエコーだけではこういうこともあるということだけは知っておいて頂ければと思います。
心配しすぎもどうかと思いますが
「今まで経験したことのない締め付けられるような、又は焼き付くような胸の痛み(冷や汗を伴うことも多いらしい、私もそうでした)」を感じたら、念のため検査してみることをおすすめします。
もしも狭心症が心筋梗塞まで進んでしまうと、生命の危険や後遺症の危険もあるのです。
そのときに医者に文句を言っても、どうにもなりません。
とりあえず「ニトロ」という錠剤(血管を一時的に拡張する即効性の薬で、飲むのではなく舌下錠です)だけは念のためもらって、常時しばらく持っておきたいところです。
(もし、症状が出た時にニトロによって、症状が治まったとしたら、狭心症等の虚血性心疾患の可能性が高くなるので、そのときは出来るだけ早めに循環器科を受診することをお勧めします)
注:現在は320列CT(256列も可です。それより少ないと精度が落ちるようだ)というものもありまして、それで冠動脈の検査も可能になりました。そのほうが体の負担も少ないし、短時間(核医学検査はけっこう時間かかる)で済みますので、あくまでもお医者さんの判断によるのだけれど、そちらがいいかもしれませんね。
「320列CT」で検索すると、設置病院が出てくると思います。
320列CTの概要
CTで心臓を診る 〜320列CT Aquilion ONE™|田邉 健吾 | 先進医療推進機構(AMPO)
とここまで書きましたが、私の今回の話しの場合はたまたま某大病院の先生の予想通りとはならなかったのですが、
確率的に言ったら、素人の私たちの自己判断よりもお医者さんの判断のほうが、遥かに高精度なのは言うまでもありません。
余談ですが、近所のかかり付け医の先生が、食道炎、気管支など、某所某所の可能性を潰してくれて、紹介状にその旨の記載がなかったら、その大病院の先生は核医学検査はしないで突き返してたと言っていましたから、近所に自分でいいなと思うかかりつけ医を探すことは重要だと思います。
追記しました↓
参考リンク
心臓病(心臓カテーテル治療)について|最新!正しい病院・医者選び