継続する方法。虫食いでもいいから、進めてみよう
ヒーローだって疲れる時はある
あなたは、何かで行き詰まってしまうことはありませんか?
最初は進んでいたんだけど、何か困難な問題にブチ当たってしまって、どうにも進まなくなってしまったりしたことはありませんか?
人は、仕事にせよ、趣味にせよ、途中で困難なものに出会った時に、「これを解かないと次に進めない」
「これを終えないと、そのあとをやれない」
と思いがちです。
ただ、それに拘っていると、時間がどんどん進んでいってしまいます。
本を読む時に、順々に読んでいって、途中でわからなくて、進まなくなってしまうとか
または、問題集などをやっていて、難しい単元にブツカってしまうと、そこでつまずいてしまって、先に進めない
そんなときは、何とかそれを理解しようと考えこんでしまいがちですが、それを飛ばして次に進んでしまうことをお勧めします。
学生時代に、英単語の「A」から始まる単語にやたらと詳しい友人がいましたが、よく考えてみたら、単に単語帳の最初のところで挫折していたということだったのです。
そんなことにならないよう、まだやってないところで、興味を引くところから、どんどんやってしまいましょう。
また、人には達成できた物事よりも、達成できなかったことや中断している物事のほうに興味を惹かれてしまう(ツァイガルニク効果)性質があるというのです。
例えば
イ○ターネッ○
と書かれてあったら、○に何が入りますか?
と聞かれたら、
「インターネット」とすぐ答えられるのではないでしょうか?
でも、もし
イン○○○○○
と書かれてあったらどうでしょう?
何とでも当てはまるものはありそうだし、どうでもいいよ となってしまうのではないでしょうか?
子供の頃にパズルをやったことを思い出してみましょう。
端の方から順々にとやっていることは難しいけど、とりあえず、置けるところだけ置いていって、虫食い状態になると、少しずつ形が出来上がってきたりしませんでしたか?
そのほうが、最初の何ページかで躓くよりも、結果的によっぽど進めることが出来るのです。
仕事でもメールでもそうです。
今あなたが何かで躓いていて、先に進めないことがあったとしたら、そこは飛ばして、まず出来ること、かけることからやってみましょう。
丁寧な立派なメールを書こうとしていたら、つい遅れてしまってかえって迷惑をかけたりしたことってありませんでしたか?
完璧を目指して、何日も思い悩むよりも、仕事の種類にもよるのでしょうけど、80点、いや60点でいいじゃないですか。
完璧な100点のものを一つ目指すよりも、
60点を2個のほうがずっと効率が良い気がします。
何より、100点を目指していたが為に、途中で挫折してしまうことほどつまらないものはありません。
これは人生についても言えるのです。
あなたは、過去にやり残したことってありませんか?
途中で難しくなって挫折したことはありませんか?
私は、たくさんあります。
おそらくあなただって、あるでしょう?
でも、そんなとき、いちいち、一つ一つを丁寧にやり直す必要なんてないのですよ。
それが出来ないからといって、先に進められないなんてことはないのだから。
途中に、何か難しいことが出てきて、うまく出来なくても理解できなくても、気にしないで
次のステップに進んでいきましょう。
「今この瞬間に、やりたいことを、そしてやるべきことをやる」
のです。
サグラダ・ファミリア
完成できないからこそ、美しく感じることだってある