人を憎んだり、嫌ったりしたときの感情はあなたへの愛のメッセージ
なんてことを…(´;ω;`)
「自分の心の状態」が映し出されることを「投影」というそうです。
例えば、あなたがある景色を見たとしますよね。
そのときあなたが「なんか寂しそうな景色だなあ」と感じたとします。
その横にいた友人は「なんて素敵な景色だろう」と思ったとします。
また、同じ景色を見ていても、その時の状態によってその景色が変化したりもします。
同じ景色を見ているのに、人によっても、時によっても感じ方が違うわけです。
それはあなたの心の「寂しい気持ち」のフィルターを通して景色を見ているから寂しいって感じていて、
一方友人は「素敵な気持ち」というフィルターを通して見ているから「素敵な景色だなあ」と感じられるとみることができます。
寂しいときにはその景色は寂しく見え、幸せなときには景色は素敵に見える、
これが「投影」ということです。
そして、そのとき使うフィルターが、そのときのあなたの感情と見ることもできます。
投影とは、いわば心のレンズともいえるでしょう。
この投影を使うとふだんは意識しないけれど、あなたが実はあなたの心を知ることが出来るかもしれません。
「あなたの我慢してること」や「あなたの心の痛みの原因」などを
もしあなたが人に対して
「こいつ嫌だなあ」
「こいつ苦手」
「こいつムカつく」
「こいつはガキ」
などの嫌悪感、悪感情を感じたら、具体的にどんなところに嫌悪感があるのかをチェックしてみてください。
例えば
「高圧的なところ」
「裏表のあるところ」
「短気なところ」
「細かいところ」
「図々しいところ」
「イヤミなところ」
などなど。
そこから「なんでそこが嫌なんだろう?」って考えてみてみるのです。
もしかしたらそこには過去に自分に受けたものが含まれているかもしれません。
それはあなたが、傷ついてしまってる部分なのかもしれません。
もちろん、投影の例はこの他にもいくらでもありますし、しかも、潜在意識、無意識のレベルでも起きてくる現象ですので、全てに気付くのは難しいと思います。
一つの考え方として
「この世界のあなたの目に見えるもの全部は投影である」というのがあります。
極端に聞こえる向きもありますが、次のことを考えてみるとそうでもないのがわかります。
学校の理科の授業で習ったでしょうが、この世界は分子さらには原子で出来ています。
実は原子というのは隙間だらけです。
原子の直径は原子核の10万倍くらいあるからです。
原子には、原子核の周りに電子が回っているのですが
原子核の直径をもし1ミリとすると大雑把になりますが原子全体の直径は100㍍程度になります。
それを考えると、この世界の物質はスカスカの隙間だらけで、あってないようなものなのです。
実際には、電子は超高速で運動しているので、原子が形どっているように見えますが。
実際には、東京ドームにパチンコ玉があるようなものなのですよ。
そう考えてみると、この世の人や物は実体などなく炭素や酸素や水素などの原子がそこらを浮遊しているだけと考ることも出来ます。
このように、ミクロの世界を見ていくと、この世界はただの微粒子の集まりであるとするならば、
実は、この視界に映し出されるものは、全て私達一人一人が独自に心が作り出した幻影なのかもしれません。
これを踏まえ、投影というのはある種の警告メッセージのようなものだと捉えるのがいいのかもしれません。
「あなたの周りにある物質や動物や人物の全てを自分自身だと考えなさい」
というこの世界からのメッセージなのかもしれません。
あなたのまわりで起こる出来事は、誰かのせいにしても問題はなかなか解決しません。
ですから、全てを自分の問題として捉え、向き合っていくことが解決への一番早い道なわけです。
もし周りのものが、自分の創り出したものだとしたら、素直に見ることが出来るとは思いませんか?
このように考えていければ、
何か問題が起きたとしても誰かのせいにせずに、謙虚に自分自身の問題として捉えることが出来ることでしょう。
あなたのまわりは、今もこれからも怒りや悲しみもあるのかもしれません。
でも、世界はあなたが創ってきたものであり、笑いや喜びもこれからもいくらでも創り直すことが出来るのです。
あなたが、これからも、たくさん素敵な世界を創れますように!