今までの勉強法は間違いだった!?夢をかなえる勉強術
ご飯を食べることさえ忘れるくらい勉強が好きで好きでたまらない人はともかくとして、
たいていは受験だとか、資格試験などが控えているとしたら、出来るだけ最小の努力で何か覚えなければならないと考える人も多いことでしょう。
4ケタの暗証番号など何度覚えても瞬時に忘れて、通帳と印鑑でしかお金をおろせない私などは、8ケタのパスワードを覚えている人など超人中の超人だと思っています。
そんな自分自身の為にも、こんな本を買ってみました。
ゆうき ゆう 氏 書籍『夢をかなえる勉強術』
内容的に印象に残ったところを書いてみます。
★人間を動かすためには、外からのエネルギーと内からのエネルギーの二つが必要である。
上司に期待されているからやらないと評価が下がるからこういう考え方は、確かに大切です。
しかしそれは、自分の中から湧き上がってきたものではない外からのエネルギー。
しかし、人間は本能的な部分で、何よりもまず自分の気持ちを優先させる生き物なので、最終的にもっとも重要なのは、自分の中から湧き上がるエネルギーである。
★ムチで叩かれる馬と、好きなメスに会いたい馬。どっちの方が、長く走り続けられると思う?メスに、会いたい馬ですよね。大切なのは、あなたのの本当に素直な感情である。
★人間が勉強をする一番の理由。それは優越感。人は誰でも、他の人に勝ちたいと思って生きています。競争する本能のない人間なんて、いません。
★勉強が面白い。楽しいぜと思える人は、すでに勉強によって資格を取得したり、仕事で評価されて、優越感を味わっている人たちだってことなんです。
★勉強のもう一つの要素。それこそが知らない世界がわかるという喜びです。しかし、その根本に隠れているのも、優越感、たとえば、クイズ番組他の人が知らない知識を知ることによる優越感です。
★記憶のあとに、理解は必ずついてくる
★『自分は頑張ってる』なんて思うのは、どこかで、まだ無理をしてイヤイヤつらいことをしている証拠
★中途半端な罰は、結局はその罰の正当化になる。
何かをやっちゃったときの罰。これは一見、とても良いことのように思えます。しかも、自分で自分に罰を与えるなんて、すごく反省しているみたいです。しかし、それは錯覚であり、
人は禁じられたことほど、よりやりたくなるもの。なぜなら禁じられたということが、強く逆の意識として働いてしまって、かえってそのことが気になって仕方なくなる。
・『好きなことをしたい』という欲求は、決して消えません。ですので逆に遊んでもいいんだというように、自分を言い聞かせることが大切なのです。もちろん無条件に、ではありません。ここからの方法は二つ。一つは、前に勉強すること。遊んでもいい!ただ、それは、この勉強をやったあとの、ご褒美!と考えること。
・誘惑に負けてもネガティブにならない
「さっき食べたケーキは、ダイエットを今日一日だけ頑張る自分への、先取りのご褒美なんだ」
「今日はちゃんと運動するから、その時のご褒美として、昨日は寝たんだ」と考えること。
他にもなかなかいけるかなということがたくさん書いてありました。
著者のゆうきゆう氏は、最難関、東大理科三類医学部現役合格を果たし、現在は「日本一サイトアクセス数が多いメンタルクリニック」こと、
ゆうメンタルクリニック総院長を務めています。
私の愛読書の一つである「マンガで分かる心療内科」の著者でもあります。
宣伝文句としては、
「なかなか勉強がはかどらないビジネスマンのための、
心理学をベースに意外な手段で学力を上げていくスーパーメソッドの数々。
勉強だけでなく、仕事に対する取り組み方までまったく変わり、大きな成果が期待できる一冊」
と書かれています。
資格試験や受験を控えている方はもちろん、ビジネスマンやまた、私のような頭の回転は極度に悪いと自覚された方などにもおすすめしておきます。
また、お子様への勉強の指針にもいいのではと思います。