なぜ悪口陰口を言うのか?喧嘩になりそうなときの最強の言葉と方法
人は気持ちが沈んでいたり、嫌なことが続くと、ついつい他人に愚痴を言ったり、陰口や当たり散らしてしまうということがあったりします。
そんなときに言う愚痴や陰口、喧嘩などのときに相手に対して悪口にはある一定の法則があるそうです。
人が他人に悪口を言う時は、今までにもし自分が言われたときに最もショックなものを選び出して言うようなのです。
体型や外見にコンプレックスがあり、それを言われて嫌な思いをした人は
「チビ」
「デブ」
「ブサイク」
「ブス」
「ハゲ」
能力に関してコンプレックスがあり、それを言われて嫌な思いをした人は
「馬鹿」
「マヌケ」
「低能」
など
言いがちです。
人が怒りに満ちたり、他者を攻撃しているようなときの言葉というのは、
それを言っている本人にとって、何を言われるのがショックなのか
また、人のことを見て何を基準に「優劣」などの価値判断をする人間なのかを知る手がかりになります。
その本人が気にしていることは何なのか?また価値基準に置いていることは何か?
それが知りたければ、その人が悪態をつく時や悪口を吐くときの言葉に注意してみましょう。
これは逆に自分のことを知る手段とも言えます。
あなたは、憎い相手がいたとして、どのような言葉を言うでしょう?
それがあなたのコンプレックスや価値基準を知る手がかりになったりするのです。
「その相手に何を言ったら逆鱗に触れるのか?」
また、
「自分は何を言われたら我を失うか?」
これを知っておくことで、争いが泥沼に陥ることを防ぐてがかりになると思います。
ちなみに、相手に最大のダメージを与える言葉はどんな言葉でしょうか?
それは、相手の今言ったその言葉そのものなのです。
つまり
「今の言葉、そのままあなたに返します」
これを言ったらおそらく相手の怒りの火に更に油をそそぐくことでしょう。
そんなことをしていたら、あなたも心身上良くありませんし、時間のムダだし、相手に恨まれることにも繋がりかねません。
そんなことはあなたにとって得策ではありません。
さてそれでは、逆に相手の怒りを沈める言葉は何か考えてみましょう。
それは
「ありがとう」
です。
「指摘してもらってありがとう。」
こう言ってみましょう。
まあ、喧嘩で悪口を怒鳴られたら、なかなか「ありがとう」と言うのは難しいかもしれませんが、
ただ、それを言われて、全くあなたにとって的外れで感情も全くムカつかないとしたら簡単に言えるでしょう。
ですが、その言葉を言われて、あなたの感情を揺り動かしたり、ムカつかせる言葉だった場合です。
その場合「ありがとう」は難しいかもしれませんね。
しかし、考えてみて下さい。あなたにとってその言葉が癪に障ったとしたら、それは的を得た言葉だったわけです。
それを言ってもらえる機会って滅多にありませんよね?
これから先にあなたにとって障壁となる点、課題を相手は指摘してくれたわけです。
それを指摘してもらったのだから、「ありがとう」となりませんか?
確かに一見相手に罵られてお礼を言うのは、ちょっと変かもしれませんし、そうそう出来ることではありません。
でもこのように「ありがとう」は、相手の悪態も吸収し、あなたの怒りも消してしまう最強の言葉なのです。