条件付きの愛情、無条件の愛情 あなたは初めから 愛されている。愛されようとしなくていい 何か成しえようとしなくていい
募金しなくても大丈夫そうだな…
「being」 と 「doing」 という言葉があります。
「ただここにいる」「ただ存在している」ただ有るだけ、それが「being」です。
一方「何を成しえたか」などの行動や結果のことを「doing」といいます。
貴方は、お子様が誕生したとき、どう思ったでしょうか?
おそらく、たいていのご両親は、
「生まれてきてくれただけでありがとう」
と喜び、感謝するのではないでしょうか。
もしお子様がいらっしゃらなければ、
結婚相手や恋人と付き合い始めた頃を思い出してみて下さい。
「君がいてくれるだけで幸せ!!」
と思ったでしょう?
え?そんなこと思ったことはない?(^_^;)
そ…そうか…
では、まあそれはおいといて…
生まれてしばらくは、
「いてくれるだけで、ありがとう」
う気持ちで育てていくのだと思いますが、
成長をしてくると、どうでしょうか?
「存在そのもの」でなく「何をしたか?」によって評価したりしていないでしょうか?
駆けっこが早かったり、お絵かきが上手かったり、言葉をたくさん覚えたり
それ自体は、子供自身にとっても必要な事でしょうし、親にとっても嬉しい事でしょう。
でもそれは、「ありのまま」(being)ではなく「~をしたから」(doing)という条件が付いています。
成長するにつれて
このような、「存在そのもの」だけでは満足できずに、子供がした事「doing」によって、子供を評価するという人が増えていきがちです。
例えば、
先生に怒られるようなことをすると怒る。
先生に褒められるようなことがあると褒める。
テストの成績が良いと褒める。
悪いと叱る。
いたずらすると叱る。
お手伝いをすると褒める。
こんなふうに育てられたとしたら、子供は
「自分自身の存在」「ありのままの自分」「being」
を否定するようになります。
「ぼくの成績が親を困らせている」
「親が愛してくれないのは、私が悪い成績だから」
などと思うようになります。
親の態度ひとつで、「ありのままの自分のことを受け入れることが出来ない」という子供が出来上がってしまいます。
そうなると、「何かを成し得るか」「何かを持つか」にフォーカスする大人に育っていくのです。
その先、思い通りの結果を出し続けなければ、満足感が得られない大人になっていくかもしれません。
でも残念ながら、社会競争での、1%未満のイス取りゲームでは、いつか座れない日がやってきてしまいます。
そのときに、「ありのままの自分」(being)を認めることが出来ていないと、そこで人生が止まってしまいかねません。
そうならないためには
お子様が誕生して、抱きかかえたあの日を思い出して欲しいのです。
何かしたから、褒めるとか、叱るとかはいりません。
「何持たなくても、出来なくても、あなたは、存在しているだけで愛されている」
ということを伝えてあげて下さい。
0点とっても100点取っても、補導されても、一等賞とっても、関係なく無条件で愛してあげて下さい。
それさえ伝えられれば
この先、お子様が、どんなことがあっても、何を失っても、全てを失っても
おそらく一番大切であろうもの「大きな愛情」が残ります。
「初めから、無条件で、私は全ての人から愛されている、歓迎されている」
という感情
この感情を持った子供は、本当に強いです。
当然ですが、世界最大の保険の何億倍もの保険でもかなわない。
愛情の永久保証を与えられたわけですから
さあ、目の前にいる、あなたの最大の宝物
愛してあげませんか?
「存在そのもの」を