「良い事をすると返ってくる」「悪い事をすると報いを受ける」は本当か?
本当か?戯言か?
「悪行をすると、その報いを受ける」「善行をすると、それが自分に返ってくる」
脳科学、心理学的説明
私たちの意識には顕在意識と潜在意識がありますが、脳の活動の大部分(9割以上とも言われる)は潜在意識と言われています。
ところでこの潜在意識は、主語を理解できないという性質を持っています。
主語が理解できないので、自分が発した言葉全てを自分のこととしてとらえてしまいます。
だから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になる。
つまり、相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、自分も傷つき気分が悪くなってしまうわけです。
人の悪口を言ったりバカにしてばかりいる人は、何故か自己嫌悪に陥っていくのはそのためです。
他人を悪口を考えたり、言ったりする度に、自分が言われてるのと同じ状態になり、
しかもそれは自分が言っている故に聞き逃さず確実にヒットしてしまいます。
年中自分の悪口を言われてばかりいればどうなるか考えてみて下さい。
更に他人が敵意にある悪人にに見えていくことでしょう。
そうなれば当然、人に対してより攻撃的になっていきます。
それでは反対に、相手を褒めれば、自分が褒められたのと同じ状態に。
反対に相手を褒めてあげると、自分が褒められたと思い、気分が良くなり自尊意識が高まります。
「悪行をすると、その報いを受ける」
「善行をすると、それが自分に返ってくる」
なんていうのは戯言ではなく、本当だったわけですね。
結局のところ相手のことを大切にすることが、結果的には自分自身を大切にするということなのです。
この脳の特性を理解し、悪口でなく、自分が言われて嬉しい楽しい言葉を日常的に使うように心がけましょう。