「最悪!」なんてことは、言わなくてもいい。実は最悪な事態など起こっていなかった
焼け死んじゃうよぉ…(´;ω;`)
「スマホが電池切れたぁ 最悪ぅ!」
「財布を落としたぁ 最悪ぅ!」
「取り引きキャンセルされたぁ 最悪ぅ!」
ブラック企業で、始発から終電まで働きづめだった私は、毎日毎日
「最悪ぅ!」と叫んでいました。
もしかしたらあなたも、ついつい何かの拍子で言ってしまう言葉なのではないでしょうか?
しかし、よくよく考えると、この「最悪」という言葉の使い方はおかしいように感じます。
「最悪」とは「最も悪い」ということ。
英語にすると「worst」で、最上級なので、これ以上悪いものはこの世にないということですね。
次の4つのうち最悪なのはどれですか?
1.彼女、彼氏にフラれる。
2.会社のリストラに遭う。
3.事業が失敗して、破産する
4.死ぬ
この選択肢なら、おそらくほとんどの方は4ですよね?
だって他は取り返しがつきますから。
死ぬか生きるかの事態に比べて、1や2や3を最悪と呼んでしまうのは、けっこうな被害妄想。
けれど、私達は意外とそんな被害妄想をしているような気がします。
野生の生物の世界での勝ち負けは、生き残れるか死に絶えるか、それだけです。
それ以外は全て些細な事であり、最悪どころか全く大したことでないと言っていいでしょう。
群れの仲間に嫌われて、仲間はずれにされようが、手足の何本かが食われてしまおうが、そんなのはたいしたことじゃない。
外敵をやり過ごして今日一日を生き延びれば、それだけで勝利なのです。
今日あなたがとてつもない失敗をしたとしましょう。
でもその後に最終的に家に帰って布団に入って寝ることが出来たなら、それは負けとは言いません。
生物界においては「生きているかどうか」だけが大問題なのです。
つまり生きていればあなたの勝ちなのです。
現実には、このように感じるというのは難しいことかもしれません。
かくいう被害妄想、マイナス思考の塊の私などにはまず出来ないことかもしれません。
でも、だからこそ、
今「生きている」ことの大きさ、素晴らしさをあなたに知ってほしいのです。
極論を言ってしまえばですが、今この世界に生きている人は全て、人生における今まで闘ってきた全ての勝負に勝ってきたということです。
それさえできなかった人々が、世界にはたくさんいますから、
生きているということは、それだけでとても素晴らしく、誇らしいことなのです。
もしかしたら、あなたはどこぞの海豹仙人のように安月給だったり、ブサメンだったりで自分のことを負け組と思っているかもしれません。
でも実は、それは負けではありません。
例えば、もしあなたが給料の良いところに就職していたら、必死に働きすぎて過労死していたのかもしれない。
あなたは実は今の仕事をしていたから、自分自身を守ること出来て生きていられるのかもしれない。
イケメンだったら、モテすぎてトラブルに巻き込まれて、殺されてしまったかもしれない。
ブサメンだったから、生き残れたのかもしれない。
あなたは独身で、幸せな家庭を持っている人に負けたと思っているかもしれません。
けれど、それは負けではありません。
結婚していたら、その後離婚して、裁判費用や養育費や慰謝料で苦しめられて、自殺していたかもしれない。
あなたは独身であることで、自分自身を守り生き延びたのかもしれないのです。
どんなに不運な目に遭っても、どんなに苦しめられようと、「最悪」とはならないのです。
だって、結局はあなたが生き延びることによって、「最悪でない」ということを自ら証明してしまっているわけですから。
そうです。あなたは今まで「最悪」だと思っていたことには一度たりとも遭遇していなかったのです。
ですから、最悪の状態から抜け出そうなんて考えなくてもいいのです。
だって最悪という門の前にも立っていないのですから。
ということは、今のあなたは実は幸せだということです。
でもまだそれより幸せなことがあるので、もっと幸せになろうとしているということなのですよ。
生きている私達には、「最悪!」なんていう言葉は使うことは出来ないのです。
だって最悪でないのだから。
私達は生きている以上は、今日も幸せであって、それを乗り越えて、更に幸福になっていくのです。
「幸せは手に入らない」なんて嘆くことなどないのです。
だってそれは、既にあなたの中にあるのだから…
あなたの中の既にある幸せ
早く気付いてあげてくださいね!