笑い多き人生を送るブログ

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一流ピアニスト、一流アスリートが最初に習ったのはどんな先生か?

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そうだったのか\(^o^)/

 

 

子供はピアノや絵画、又は野球やサッカーやテニスなどに興味を持つものです。
そのときに、どこかの教室に行かせたりすることもあろうと思いますが

そういうときどのような先生がいいのでしょうか?

 

例えばピアノだったら
「ほんわか優しく教えてくれる先生」

「ビシバシ、厳しく教える先生」

「有名な音楽家」

どれでしょうか?


コンクールで入賞するようなピアニストって
なんとなく子供の頃から超有名な先生にビシバシと習っているイメージはありますが…

さあどうなのでしょうか。

 

心理学者ベンジャミンブルームは
主要国際コンクールのトップピアニスト21人を調査しました。

(参考:マンガでわかる心療内科)

 

そこで意外な事実がわかったのです。

 

それは、
彼等は最初から才能があったわけではなかったということです。

せいぜい
「家族に比べたら、まあ上手いかな」
「友達に比べたら平均よりは少し上手いかな」

というくらいでした。

コンクールに入賞した経験もなかったのです。

そして、もう一つ意外だったのは、教えていたのも、一流ピアニストとかでなく
大半が近所のピアノ講師でした。


ただし、一つだけ共通していることがありました。

なんだと思います?


それは、
最初にピアノを習った先生はごく普通の


「思いやりがあり、親切で温かい先生」


だったということです。


「練習が楽しかった」
「音楽の喜びを教えてくれた」


ブルームの行った他の調査例えばランキング10以内のテニスプレーヤーも同じでした。


「優秀な先生ではなかったかもしれないけど、楽しかった。」

「テニスの楽しみ、練習を頑張るという気にさせてくれた。」


共通しているのは、

「ピアノやテニスの楽しみを教えてくれる先生」

というところなのです。


もちろんその後は、プロデビューまでには、又はデビューしてからもいろいろな先生に教わることになるのでしょうが、


でも、最初に習う先生は、上手いとか、厳しいとかそういう先生ではなく、


「楽しくそれを教えてくれる」というのが条件だったのです。

「思いやりがあり」
「親切で」
「温かい」

「楽しく学ばせ」
「学ぶ楽しさを教えてくれる」先生


私が思う範囲でですが、日本の義務教育の学校の先生は真逆のような感じがします。
たまたま私がそういう先生にばかり当たっただけかもしれませんが(笑)


「そんな先生ではプロ目指せるわけないだろう」
「生まれつきの才能がなきゃダメやんか」

とおっしゃられるかもしれません。

でも、そんなわけでもないのです。
これにはちゃんとカラクリがあるのです。

それには「1万時間の法則」です。

プロの演奏家だけでなく、いろいろな分野で成功している人を調査した結果、みな例外なく1万時間以上の練習を積んでいることがわかったそうです。

また逆に、1万時間の練習を積んで、成果が挙げられなかった人はいなかったこともわかっています。


これは、「1万時間の法則」と呼ばれています。

つまり、その道で成功するか否かを分けるのは、センスや才能ではなく、単純な練習量なのです。

 

天才になる方法 才能か努力か まずは1万時間やってみよう - 笑い多き人生を送るブログ

 

子供時代に「神童」と呼ばれた人が、何故か後に埋もれてしまうのはおそらくこのためであると考えられます。

逆に言うと、プロになるにはそれだけピアノを弾き込まないといけません。

 

例えば1万時間の練習を積むに必要な年数は、
1時間/1日なら 27年半
2時間/1日なら 13年
3時間/1日なら 9年
5時間/1日なら 5年半
8時間/1日なら 3年半

 

なかなか難しいですよね。

 

「有名になるんだ」

「一流になるんだ!」という目標だけではなかなかモチベーションは続かないものですが、

ですが、そういう結果よりもプロセスを楽しめるものだったらどうでしょうか?

 思い出して見て下さい。例えば子供の頃に遊園地に連れて行ってもらった時とか、欲しかったゲームとか買ってもらったりしたときなど、あっという間に時間は過ぎ去った経験はありませんでしたか?

そんな感じのものを見つけられたとしたら、意外に何時間も続けられるとは思いませんか?

 

 

 ダイエットを例にしてみると、「何キロ痩せたか」よりも「今日何キロ歩いたか」に重きを置き楽しめる人のほうが続けることが容易かつ、結果も出やすいと思いませんか?

 

ですから、きっと「それをするのが楽しくて好きで練習が楽しい」ということになっているということに尽きるのではないでしょうか。

 

そんな膨大な練習量をこなせるくらいにピアノが好きな人がプロになれるということです。

 

そして、ピアノを好きになるきっかけは幼少期の習い事が楽しいかどうかがカギを握るのではないでしょうか。


ですから、先生選びは「知名度」や「厳しさ」ではなくて
「思いやりがあり」「親切で」「温かい」
そして、何よりも

 

「楽しいレッスンをしてくれるかどうか」

 

が大事なのだと思います。

 

生まれつきの才能なんて
直接一流プロに結びつくものではないのです。

あえて言うとすれば

「何かを好きになる才能」

一万時間などとうに過ぎてしまう程好きなものをみつけられれば、

これさえあれば誰でも何かを極めることができるはずです。

お子さんの興味のあるものや好きなものを親がきちんと見つけて、それが親にとってどんなものであれ、親の価値観を過度に押し付けたり摘み取らずに伸ばすこと、見守ってあげることが
子どもの成長には不可欠なのです。

 

お子さんに、習う楽しみ、練習する楽しみを伝えてあげて下さいね!!

 

 

お読み頂き、ありがとうございました。 今日もあなたが幸せでありますように!